アニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』の3話が4月22日に放送されました。
不登校だった流鶯が学校に現れ、潤平の幼馴染・兵ちゃんたちからいじめのターゲットにされてしまいます。
少々見ているのがツラい回でしたが、その分後半の爆発が活きていました。
アニメの3話では、どんな表現がされていたのか?原作と比較しつつ感想を書いていきたいと思います。
アニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』3話の感想
アニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』の3話では、原作漫画2巻の11幕〜15幕の途中まで描かれています。
今回は、潤平が「本気でバレエをやる!!」と決意するに至るための、大切な回でした。
しかし、個人的には少々物足りなさを感じることも……。
合唱コンクールの流鶯の踊りはキレイだった!けれど
不登校だった流鶯がやってきて、潤平の幼馴染・兵ちゃんたちは彼をいじめのターゲットにしてしまいます。
流鶯の母親が女優の森真鶴だったことも発覚し、合唱コンの舞台で流鶯を晒し者にしようと考えたいじめっ子たち。
しかし、流鶯が舞台でバレエを披露したことで、会場の空気を一変させる名シーンが描かれていました。
アニメで描かれていたこのシーンは、とてもカッコよく、美しかったと思います。
でも個人的に物足りなさを感じてしまったのも事実。
このシーンでの流鶯の踊りには、怒りを感じたかったのです。
「お前ら全員(踊りで)ぶち殺したる!!」
という、流鶯の気迫と怒りと、そして感情の発散が漫画では描かれていたと記憶しています。
ぶち殺したるゾ!!!のあとに訪れる、流鶯の突き抜けたような笑顔。
その一連の描写に大変感動し、作中の潤平の気持ちが痛いほど分かる!!!となった身としては、アニメではそこまで感じられなかった……というのが正直な感想です。
もっと魂鷲掴みにしてくれよ!
もっともっと流鶯の感情をみせてくれよ!!
という、贅沢な叫びを抱えてしまいました。
とはいえ、これをきっかけに潤平がバレエに「本気」になったことが痛いほど伝わってくる演出になっていましたので、今後がとても楽しみです。
いじめ問題・兵ちゃんはどこまで描かれる?
アニメ化にあたり、いくつか省略されていることがあります。
それは、ぬっくんと黒島です。
ぬっくんとは、原作で兵ちゃんがいじめにいじめ抜いた男子生徒です。
彼に対するいじめ描写はかなりキツイ内容で、これは流石にアニメにはできないだろうなと分かっていました。
しかし漫画では、このぬっくんと兵ちゃんのやり取りや、兵ちゃんと潤平の関係の変化なども興味深く読んでいたので、兵ちゃんがアニメでどこまで描かれるのか気になるところ。
アニメ化によって、音や動き、光を得られましたが、枝葉の部分が切り落とされシンプルな内容になっていると思います。
どちらが良いとは一概に言えませんが、個人的には今後兵ちゃんがどう描かれるのかにも注目しながら見ていきたいですね。
イジメていたあいつにも事情があった……というのは免罪符にはなりませんし、安易に兵ちゃんをかばう気にはなれません。しかし、それでも兵ちゃんは兵ちゃんで、とある呪縛から逃れられない人でもあるので。
また、女子生徒・黒島のパンツ見せなども省略。
あのシーンは、この作品でわざわざアニメにする必要はありませんし、無くなって良かったなと思いました。
アニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』3話の評価は?
3話のTwitterでの評価を集めました。
まとめ
『ダンス・ダンス・ダンスール』の3話では、合唱コンでバレエを披露した流鶯と、本気でバレエをやる!と決意した潤平の姿が描かれていました。
まだまだ3話。
ここから盛り上がっていくための布石として、今後に期待したいです。
はてさて洋舞祭の「白鳥の湖」対決はどう描かれるのか?今から楽しみです!
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