「ラブイズブラインド ジャパン」は、元々アメリカでのオリジナル版があり、それを日本向けにローカライズした作品です。
では、本国アメリカや海外で日本版はどんな感想や評価なのでしょうか?
海外での反応が気になり調べてみました。
「ラブイズブラインド ジャパン」IMDbの星評価は7.1
海外の人たちが多くのレビューを寄せる、IMDbでの★評価は7.1でした!
それぞれどんな感想を持たれているのかみていきましょう。
Even if you hate reality TV shows, you might like this one. ★8
リアリティ番組が嫌いな人でも、この番組は好きかもしれませんね。
アメリカ版の第1シーズンは、出場者の中にはパートナーに対する振る舞いが残念な人もいましたが、その前提が好きなんです。その最初のアメリカ版より、日本版の方が良いのではと予感していたのです。
本当に驚いたのは、制作陣による出場者の組み合わせが非常に健全だったこと。ほとんどの出場者が、自分のビジネスの宣伝やソーシャルメディアのプロフィールよりも、結婚相手としての可能性に関心があるように見えました。
どんなお見合いでも、途中でうまくいかなくなることはあるものです。しかし、カメラの前での永遠の愛には結びつかなかったとしても、参加者たちがその過程で貴重な教訓を得たように見えるのは、頼もしい限りです。
Very realistic dating show ★10
とてもリアルなデート番組
みんないろんな境遇の人がいる。完璧な王子様やお姫様なんていないんだ。誰もが欠点を持っていて、間違いなくそれぞれの魅力がある。本当に面白くて多様な番組です。
米国版より良い
この番組はとても楽しいです。アメリカ版を見た後では、裏切り者や自己中心的な人が多いので、たとえ違いがあっても、参加者がお互いを尊重し、サポートし合う文化を目の当たりにして、新鮮な気持ちになりました。
日本の文化に触れることができました。
追記 最終回を観て、評価を★8つから★9つにあげました。夫婦や家族間の優しさと尊敬の念は素晴らしく、啓発的です。
大人のデート番組
このシリーズは本当に楽しかったです。日本に行ったことのないアメリカ人として、日本の文化や出場者がどのようにデートをしているのかを知ることができ、さらに興味深く感じました。アメリカのデート番組では、出場者は心ではなく、頭で判断していることが良くあるので。また、バカンスの場所や、結婚式までに住んだアパートメントを見るのも楽しかったです。さらに、ポッドやリビングルーム、婚約したら二人が会うための花でいっぱいの橋、逃避行のためのホテルなどのデザインからわかるように、彼らの予算は膨大なものなのです。
出場者たちは、アメリカ版の出場者たちと比べると、真剣にこの体験に取り組んでいました。同じ人を好きになる人もいましたが、そのことで敵対したり、ドラマが生まれたりすることはありませんでした。また、男性陣も女性陣もお互いをサポートしあっていました。この番組は愛に満ちていて、参加者全員、誰かに出会って欲しいと願うばかりです。
結婚したカップルやバージンロードを歩いたカップルが、会わなくても恋に落ちることは可能だと教えてくれたのが良かったです。結婚式を挙げる前の不安な気持ちや、その不安な気持ちをどのように解消していったのかが、楽しくて仕方がありませんでした。どのカップルもデートに真剣に取り組んでいて、それはデート中の会話にも表れています。
出演者同士の人間関係や、家族のサポートなど、支え合う人々の姿を称賛する内容が多くありました。
たしかにアメリカ版のようなドロドロした展開もなく、演出のように感じられる場面も少ないのが、日本版の良さだと改めて感じますね!
「ラブイズブラインド ジャパン」海外のTwitterの評価は?
次に、Twitterでの海外の反応をみていきましょう!
本当にたくさんの投稿があったのですが、全て紹介するのは難しいので、その中からいくつかを紹介します。
LoveIsBlindJapanを徹底的に、「徹底的に」楽しみました。すごい 日本人の文化なのか、壊れた関係もとても美しく壊れていく
Twitter
アヤノがシュンタロウに絵を渡すシーンで、なぜか涙が。純粋すぎて😢この二人の関係うまくいってほしいけど、うまくいかない気がする#LoveIsBlindJapan
Twitter
モリ+ミナミが個々に本当に大好きで、二人の素晴らしさを知ってほしいような?二人は本当に一緒に苦労したと思う。純粋に二人とも素敵で個性的でかっこいい人間だと思う😭💙 #LoveIsBlindJapan
Twitter
OK……ラブ・イズ・ブラインド、日本はアメリカより良かったよ!確かに「ドラマ」は少ないけど、もっと無防備で誠実だった! 私の大好きな2組のカップルがまだ一緒にいてくれて嬉しい🥰 #LoveIsBlindJapan
Twitter
リョウタロウとモトミが壁越しにラブレターを渡し合うシーンはとてもかわいいです。彼女たちはお互いに支え合っているので、三角関係の対立を全く演出していないんです。リョウタロウのプロポーズに泣いた男もいた。
Twitter
この番組はとても健全だ。#LoveIsBlindJapan
The pod conversations in #LoveIsBlindJapan are SO different from the US version. Wow. The way they talk to/about each other and about their processes is just…it’s like it’s another planet. I’ve never heard love, marriage, and commitment discussed in these ways. Beautiful.
— goneth girl (she/her) (@wrayandniece) March 7, 2022
LoveIsBlindJapanのポッドの会話は、アメリカ版とは全く違いますね。すごい。彼らがお互いに、そして自分たちのプロセスについて話す様子は、まるで別の惑星のようです。愛、結婚、コミットメントについて、こんな風に議論されるのを聞いたことがない。美しい。
Twitter
紹介した以外で印象に残ったのは、ミナミさんやプリアさんなど、女性の自立について話していたメンバーへの支持が多く見られたこと。
これは、海外からの反応らしい内容だなと感じました。
もちろんどの国でも賛否両論ありますが、ちょっとした感じ方の違いなども見られて大変面白かったです。
日本版はアメリカ版よりロマンチック?
引用:Netflix
アメリカのWebサイト「DECIDER」で公開されている記事の内容が面白かったので、一部抜粋して紹介します。
『ラブ・イズ・ブラインド ジャパン』では、「ポッド」を私たちの日常用語にしたアメリカのシリーズとはかけ離れているように感じられます。日本のスピンオフ作品は、忍耐強く、感情的で、誠実で、傷つきやすく、ロマンチックで、『テラスハウス』シリーズとの共通点が(アメリカ版の)『Love Is Blind』よりもはるかに多い。
引用:DECIDER
アメリカ編は、何度も言うが、カオスを狙ったキャスティングになりがちだ。
引用:DECIDER
日本では、文字通り愛のために存在する人たちだけがキャスティングされます。30代、バツイチ、56歳の男性もいます。レストラン経営者、ヘアスタイリスト、営業、マーケティング、ITなど、プロフェッショナルな人たちばかりです。そして、テラスハウスと違って、モデルさんは一人もいません。
引用:DECIDER
皆、まるで結婚相手の候補とお試しデートをするようにこの番組に出演しています。だって、まさにその通りなんですもの!『ラブ・イズ・ブラインド ジャパン』では、(アメリカ版のように)「あ〜♡クロップトップはホットだ」と唸る人はいない。お笑い芸人のオダッチが、婚約者候補のナナコに「矛盾してますね」と言うのと同じだ。壁があるから会いたい。でも、見えるのは外見じゃない。言葉から伝わる心のかたち。彼女が何を大切にしているのか、その本質が見えるんです。
引用:DECIDER
モトミが美容師のリョウタロウに一番魅力を感じるのは、人を傷つけるような言葉を使わないからだ。クロップトップは話題にすらのぼらない。ワタルがミドリに「腹巻とヨガパンツは?」と聞いたら、その答えはワタルのノートにちゃんと記録される。
引用:DECIDER
(日本版では)キャストがお互いに手紙を書き合うことが許されているため、書くことも大きな役割を果たします。手紙の内容はキャストから聞くまでわからないという設定も、ドラマを盛り上げるポイントです。
引用:DECIDER
このような感情的に成熟したコンテンツは、もちろんこれらの旅は簡単ではないので、問題が発生した場合、より胸が痛むように感じられます。
引用:DECIDER
日本のカップルが別れるとき、現実の別れの心痛のほんの一部を感じることができる。
引用:DECIDER
全体的に(アメリカ版の)『ラブ・イズ・ブラインド』とは正反対の雰囲気
引用:DECIDER
『ラブ・イズ・ブラインド ジャパン』は、『Love Is Blind』が目指していた一つのことに成功している。それは、愛には腹筋があるかないかよりも大切なものがあることを、彼らが知っているからです。
引用:DECIDER
この他にも、日本版の美術は趣があって良い!と書いてありました。
とくに出会いの橋と藤の花のロマンチックさ。
アメリカ版のようなただの廊下ではない所や、出会ってすぐ相手のお尻を鷲掴みにしない情緒が良かった……と書いてあり、思わずアメリカ版のあるシーンを思い出して笑ってしまいました。
また、こちらの記事を執筆した方が、とにかくアメリカ版のクロップトップのくだりが嫌いなのが伝わってきましたね(笑)
海外の反応・評価を見た感想
引用:Netflix
いくつかの媒体で、日本版の「ラブイズブラインド」がどう評価されているのかをみてきました。
どんな番組にも賛否両論はあるものですが、好評価をしている人も多く、遠く離れた日本の恋愛模様を楽しんでいたのが印象的です。
何度も見かけたワードとしては、「売名行為じゃない」「ショーではなく実際の恋愛を見ているよう」「繊細」「ロマンチック」「誠実」。
アメリカ版が売名行為の人ばかりでロマンチックじゃなく、不誠実だったとは思いません。
しかし、シーズン通しての雰囲気が違うと言うのはその通りだなと思いました。
ポッドでのシーンを、アメリカ版より増やしたことが関係しているのかもしれませんし、日本人特有の恋愛の運び方が理由かもしれません。
それぞれの感想があるので一概には言い切れませんが、こんな風に世界の人の反応を見て、各国の色々な違いを感じられたのが面白いと思いました。
日本版も、シーズン2があれば絶対にまた見たいですね!
ちなみに、アメリカ版はすでにシーズン3の撮影は終了しているようです。
まとめ
今回は、「ラブイズブラインド ジャパン」の海外の反応をまとめてみました。
色々な感想を読むことで、もう一度番組の雰囲気を味わえたのは面白かったです。
この雰囲気だと、日本版のシーズン2も作成されそうな予感。
楽しみです。